ホスピスでは、病院でのケアと自宅でのケアの違いを、さまざまな角度から研究しているようですが、痛みの緩和についても研究されています。
痛みの緩和ケアに使用するモルヒネの量は、病院と自宅では自宅のほうが病院の半分か三分の一で済むそうです。
その話をしていただいた病院では、さらにモルヒネの量を減らすために、フットセラピーを導入して試しておられます。
私の体験では、末期がんの患者さんの足をさわらせてもらった時に、みなさん足をさわった瞬間に顔が、ぽっと紅潮して気持ちよさそうな表情をされます。
いままで、いろいろな種類の末期がんの患者さんをさわれせていただきましたが、みなさん共通して同じ表情をされます。
その姿を見て、こちらも嬉しくなり、さらに気合が入るのです。
NPO日本フットセラピスト協会では、基本的にはがんの施術はいたしません。
その理由は、自分でがんを治してやるなど意気込んでやろうものなら、まず自分自身がやられてしまうし、がんとはそんな簡単な病気ではないからです。
ですから、末期がんなどで苦しんでおられる方がいれば、少しでもお役にたてるようにと謙虚な気持ちで施術をさせていただいています。
少しでも気持ちがよくなっていただきたいと思ってやらせていただいています。
足首を回す

指の関節をゆるめる
踵をもむ
