5.ぽっこりお腹を改善する
ぽっこりお腹を改善する方法
⑧ ぽっこりおなかを改善する
A 膨満感を解消する
「便秘のあなたは、膨満感で困っていませんか ?」
膨満感は、おなかが張って苦しい状態です。
大腸にガスが溜まるとおなかが張るなど、
膨満感があります。
膨満感は食べ過ぎで苦しい時とは少し違い、
苦しいような不快な症状で、
あまり動きたくない状態です。
苦しくてごろごろしたい気持ちになります。
睡眠時に膨満感があると、
息苦しくて、なかなか寝付けずイライラします。
4.解説 ≪膨満感 ワンポイント改善法≫
膨満感のワンポイント改善法として、
『大腸あたりを押す』方法があります。
もしよかったらお試しください。
両手の 3本の指を重ねて
大腸を押してみると痛いところがあります。
( 利き手を下にした方が、やりやすいと思います )
そのやや痛い部分を両手の3本の指を重ねて、
ゆっくり押す (やや痛い程度) 。
押す場所は時計回りでお腹の右下
盲腸のあたりから押していきます。
※盲腸はおなかの右側の出っ張った骨の
左ななめ下あたりです。
大腸は四角の変形をした形になっていますが、
それぞれの曲がり角が痛い場合が多いと思います。
少し痛く感じるところを、ゆっくり押すと
少し痛いと思います。
押した後に、口からゲップを出すようにします。
※最初はゲップが出にくいですが、
慣れてくるとゲップが出せるようになります。
口からゲップが出た後は、すこし楽になります。
それから大腸の痛い部分を時計まわりに
一か所ずつ押していきます。
その度に 口からゲップが出て楽になっていきます。
痛みも徐々に軽くなっていきます。
おなかの膨満感も楽になります。
ただし、無理矢理に押さないようにしてください。
( 軽く押す程度にしてください )
4.図【大腸あたりを押す図】⑴

⑴大腸あたりを押す図の 解説
解説 大腸あたりを押す図
1. ①から⑨ までを順番に両手の 3本の指を重ねて
大腸あたりを押していきます
それぞれ、2回ずつ押していきます
( 図を見ながら押してください)
※ 呼吸が大切です。次の要領で押していきます
『鼻からゆっくり息を吸います 4秒』
『口から息を吐きます 8秒』
この口から息を吐く時、両手の 3本の指を重ねて、
ゆっくりとおなかを押していきます
※ 鼻から4秒で息を吸い、口から 8秒で息を吐くのは
自律神経を整えることと、副交感神経優位の状態を
つくるためです。
そしてここが肝心なのですが、
2回目に押していく時、ゲップを出すように心がけます。
( ゲップが出なくてもそのうちゲップが
出るようになってきます )
ここが最も大切なポイントで
※おなかに溜っている空気( ガス )を抜くためです
2. それではこの要領で ①から⑨まで押していきます
① ①【中脘のツボを押す】( ちゅうかん)
② ②【天枢のツボを押す 左側】( てんすう)
③ ③【天枢のツボを押す 右側】
④ ④【気海のツボを押す】( きかい)
⑤ ➄【盲腸のあたりを押す】( 腸骨の際)
⑥ ⑥【上行結腸と横行結腸の曲がり角を押す】
⑦ ⑦【横行結腸と下行結腸の曲がり角を押す】
⑧ ⑧【 S状結腸のあたりを押す】(腸骨の際)
⑨ ⑨【直腸のあたりを押す】
(おへそから下がったおなかの一番下のあたり)
※盲腸は、おなかの右側にある出っ張った骨
から左ななめ下のあたり
※S状結腸は、おなかの左側にある出っ張った骨
から右ななめ下のあたり
3. 所要時間
① から⑨まで、
それぞれ2回ずつ押してきます。
この大腸などを押していくのに要する時間は
5~6分ほどです。
4. 大腸などを押す時の観察
両手の指を重ねて大腸あたりを押している時に、
おならが出ることがあります。
それは朗報です。ガスが抜けているからです。
その後、便意が起こってくることが多いからです。
5. 膨満感や残便感がなくなって快調に
便がすっきりと出て、
お腹の張りや残便感が次第に取れてきます。
お腹の張りが消えていくと、よく眠れるようになります。
また食欲も出てきます。
お腹が空いた状態で食べるご飯の
おいしさを実感してください。
6. ズボンのウエストが、ぶかぶかに
以前女房に買ってもらった ズボンは、
自分がぽっこりお腹で
ウエストが 82cmだったのですが、
このガス抜きをはじめとした便秘対策で、
以前女房に買ってもらったズボンの
ウエストが余り、ぶかぶかになってしまいました。
7. 注意事項
この両手で大腸あたりを押すことは
効果があるだけに注意も必要です。
大腸あたりを両手の指で押している時に
痛くなったり、不調を感じたら
決して無理をしないで中止してください。
また自分で大腸あたりを両手の指で押すことや、
他の人にこの方法を教えることは構いません。
しかし人の体の大腸あたりを
両手の指で押してやることは避けてくだい。
この場合医療行為にもなることが考えられます。
ご注意を。
両手でおなかをなでるの図

⑵【両手でお腹をなでるの図】の解説
解説 【おなかをなでるの図】 コピペチェックツール済
両手を重ねて時計まわりに
ゆっくりとおなかをなでていきます。
※両手を重ねる場合、利き手を下にした方が
やりやすいと思います。
4秒で鼻から息を吸いながら、
おなかをなでていきます。
次に 8秒で口から息を吐きながら、
おなかをゆっくりなでます。
以上の動作を続けて行いますが、
3 回ほど続けるといいでしょう。
所要時間は 30秒ほどです。
【大腸あたりを押す】とセットで行うと
効果が高まります。
なぜガスを抜くことが必要なのか
4 解説【なぜガスを抜くことが必要なのか】 コピペチェックツール済
消化管は口から肛門まで 1本の管になっています。
これを 1本の水道ホースと思ってください。
もしその中に空気が溜っていたらどうなるでしょうか。
上から水圧をかけても空気が邪魔をして
下の方に力が伝わりません。
私たちの大腸でも同じようなことが起きています。
その結果、いきんでもなかなか便が出ないのです。
あなたも体験されるとガスを抜くことが
いかに大切であるかがよくわかると思います。
便がよく出るようになってくることを実感して
いただけると思います。
※下記 【五窮支配を活用する】 も併用されると
(ごきゅうしはい)
さらに便秘改善にお役に立てます。


⑶五窮支配を活用する (ごきゅうしはい)
五窮支配を活用するの図



⑶五窮支配を活用するの図の解説
1.準備
⑴ 両手の親指で 耳珠(じしゅ)を抑える
※耳珠で耳の穴をしっかり抑えると
音が聞こえなくなり、外界と遮断できます
⑵ 両手の 3本の指で眼球を軽く抑える
2.実行
⑴ 鼻から息を吸い 4秒
⑵ 耳珠を抑えている両手の親指
に少しづつ力を加え音が聞こえないようにする
⑶ 口から息を吐きながら 8秒
⑷ 両手の 3本の指で抑えている眼球に軽く力をくわえる
※ 鼻から息を吸い(4秒)
口から息を吐き(8秒)
※ 上記の要領で3回ほど繰り返す
⑷.背筋強化
背筋強化の図 ⑷-①



背筋強化の図 ⑷-① の解説
解説【 背筋強化の図 】⑷-① コピペチェックツール済
1. うつぶせになり上半身だけで、
腕立て伏せを行います
(背筋を強化するような形です)
2. うつぶせの体勢で、両手を前方に伸ばします。
前に伸ばした両手で上半身を支えながら、
頭を上げ、上半身を後ろに反らします。
※両手を前に伸ばしているので
腕にはあまり力が入りません。
3. 両手は前方の床を軽く押す程度なので、
ほぼ背筋だけで上半身を反らせるような姿勢です。
これを 20回行います。
4. その後,
上半身を反らせた状態で 20秒保持します。
※ 3と4 これを 3セット行います。
下記の 図では【 背筋強化 1-2 】と【 背筋強化 1-3 】
を 3セット行うことになります。
ぽっこりお腹を改善する方法
背筋強化の図 ⑷-②
背筋強化の図 ⑷-②








背筋強化の図 ⑷-② の解説
コピペチェックツール済
① 四つんばいになる
呼吸を整える
② 両手を前に伸ばす
両手を前に伸ばし胸を床に着けるように上下する 20回
③ 両手で体を支え、体を反らせる
重心を前に移動しながら、
両手で体を突っ張るように支え、体を反らせる 20秒
④ 両手を前に伸ばす
両手を前に伸ばし胸を床に着けるように上下する 20回
⑤ 四つんばいになる
呼吸を整える、ここから次の動作に入ります
⑥ 四つんばいになる
鼻で息をゆっくりと吸いながら、背中を丸める 4秒
⑦ 四つんばいになる
口から息をゆっくりと吐きながら、背中を反らせる 8秒
⑧ 四つんばいになる
反らせた背中を元に戻します、呼吸を整える
※ 以上①から⑧までを 3回繰り返します